賃貸に住んでいると、「収納スペースが足りない…」と悩むことがありますよね。
でも、「壁に穴を開けられない…」、どうしようって。
そんなときに便利なのが「突っ張り棒」です。
しかし、突っ張り棒を使う場合でも、こんなお悩みはありませんか?
- 使った後にへこみや傷がつくのが心配
- 賃貸でも安心して使える突っ張り棒はないかな?
- 突っ張り棒を使って出来た跡は復元できないの?
賃貸で突っ張り棒を使用する際に注意したいポイントは以下の通りです。
- ゴムパッド付きの突っ張り棒を選ぶ
- 圧着面を広くして負担を分散する
- 軽いものを掛ける
- 壁や天井の材質をチェック
また、万が一、へこみや汚れが出来てしまった場合は、以下のアイテムを使って戻す方法があります。
- ドライヤー
- 蒸しタオル
- 消しゴム
- メラミンスポンジ
さらに詳しく、跡をつけずに突っ張り棒を活用するコツや、おすすめのアイテム、賃貸でも安心して使える方法を解説します。
突っ張り棒の跡をつけずに使うためのポイント
まずは、賃貸で突っ張り棒を使用する際に注意したいポイントを詳しくまとめました。
設置する前に対処することで壁や天井にダメージを残すことが防止可能です。
ゴムパッド付きで壁へのダメージを軽減
突っ張り棒を設置する際、直接壁に圧力をかけると、時間が経つにつれて跡がついてしまうことがあります。
そこで、ゴムパッド付きの突っ張り棒を選ぶと、壁へのダメージを軽減できます。
特に、壁紙の上から突っ張り棒を設置すると、圧力で壁紙がへこんだり剥がれたりすることがあるため、ゴムパッドやクッション材を活用すると安心です。
市販の耐震マットや滑り止めシートをカットして使用するのもおすすめです。
圧着面を広くして負担を分散する方法
突っ張り棒が壁に接する面積が狭いと、その部分に集中して圧力がかかり、跡がつきやすくなります。
そこで、圧着面を広げることで負担を分散することが重要です。
例えば、壁に当たる部分に広めのゴムシートを挟んだり、専用の「突っ張り補助パッド」を取り付けたりすると、力が分散されて跡がつきにくくなります。
また、耐荷重の大きい突っ張り棒を選ぶことで、無理な圧力をかけずに安定して設置できます。
軽いものを掛ける工夫
突っ張り棒には耐荷重がありますが、重いものを掛けるとその分圧力がかかり、壁に跡がつきやすくなります。
特に、薄い壁紙や賃貸の壁には、できるだけ軽いものを掛けるようにしましょう。
例えば、衣類を掛ける場合は軽めのハンガーを使ったり、タオルや小物収納として活用したりすることで、負担を減らせます。
また、複数の突っ張り棒を併用して重さを分散するのも効果的です。
取り付け前に壁や天井の材質をチェック
賃貸の壁は物件によって材質が異なります。
石膏ボードの壁や薄い合板の壁に強く突っ張ると、壁が傷んでしまう可能性があるため、事前に材質を確認することが大切です。
例えば、石膏ボードの場合は「石膏ボード対応」の突っ張り棒を選ぶか、壁の柱がある部分に設置すると安定します。
また、天井に取り付ける場合も、天井の強度を考慮しながら設置しましょう。
長期間使う場合のメンテナンス方法
突っ張り棒を長期間使っていると、少しずつ圧力が変化し、ずれてしまうことがあります。
そのため、定期的に緩みをチェックし、必要に応じて位置を変えたり、再度締め直したりすることが重要です。
また、壁にうっすら跡がついた場合は、温めた布で優しくこすると元に戻ることが多いです。
壁紙の汚れが気になる場合は、消しゴムやメラミンスポンジを使うときれいになります。
賃貸でも使いやすいおすすめ突っ張り棒5選
賃貸で突っ張り棒を使う場合に、おすすめのアイテムを5つピックアップしました。
あなたの部屋に合った突っ張り棒を選んでくださいね。
耐荷重が強くても跡がつきにくいタイプ
賃貸で突っ張り棒を使う場合、跡がつきにくいことが重要ですが、同時にしっかりと支えられる強度も必要になります。
そこでおすすめなのが「耐荷重が強くても壁に優しい設計」の突っ張り棒です。
平安伸銅工業の「強力突っ張り棒」シリーズは、耐荷重が最大50kgのものもありながら、圧着部分にゴムパッドがついていて壁へのダメージを抑えられます。
また、突っ張る力が強いので、洋服やカバンなどの重いものを掛けても落ちにくいのが特徴です。
このように、耐荷重が高くてもゴムパッドやクッションがついている製品を選ぶことで、賃貸でも安心して使えます。

壁紙を傷つけないクッション付きモデル
突っ張り棒の設置部分が硬いと、壁紙や塗装にダメージを与えてしまうことがあります。
そんなときは、あらかじめクッション付きの突っ張り棒を選ぶと良いでしょう。
圧着部分が柔らかい素材でできているため、壁紙を押しつぶしにくくなっています。
また、滑り止め加工も施されているため、ズレにくく安定して使えます。
もし、普通の突っ張り棒を使う場合でも、クッションシートを別途購入して貼ることで、同じように壁を保護することができます。
天井収納向けの強力タイプ
賃貸で収納スペースが足りないと感じる場合、天井近くのデッドスペースを活用するのもおすすめです。
その際に役立つのが、天井収納向けの強力な突っ張り棒です。
カインズやニトリなどに売っている「ラブリコ」や「ディアウォール」のようなDIYパーツを使えば、柱を設置する感覚でしっかり固定できるため、本棚や吊り収納を作ることも可能です。
これらの製品はゴムやクッション材がついているため、天井や床を傷つけずに使えます。
また、単なる突っ張り棒ではなく、棚板付きの突っ張り収納を選ぶと、より安定感があり、使い勝手も向上します。

100均でも手に入る便利な突っ張り棒
「できるだけコストを抑えたい!」という方には、100均の突っ張り棒もおすすめです。
最近の100均では、ダイソーやセリア、キャンドゥなどで耐久性のある突っ張り棒が販売されています。
例えば、ダイソーの「強力タイプ突っ張り棒」は、比較的しっかりした作りになっており、軽い衣類やカーテン、キッチンの収納などに活用できます。
ただし、100均の突っ張り棒は耐荷重が低めなので、重いものを掛けるとズレやすいこともあります。
そのため、補助アイテム(滑り止めシートやゴムパッド)を併用するのがポイントです。
おしゃれなデザインの突っ張り棒
突っ張り棒というと「機能性重視で無骨なデザイン」というイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、最近ではインテリアに馴染むおしゃれなデザインの突っ張り棒も増えています。
例えば、木目調の突っ張り棒は、ナチュラルなインテリアにぴったり。
また、ブラックアイアン風のデザインは、カフェ風やヴィンテージスタイルの部屋にもマッチします。
特におすすめなのが、「つっぱりインテリアバー」や「伸縮ポールラック」などの製品。
これらは見た目がスタイリッシュなだけでなく、機能性も高く、収納力をアップしつつインテリアのアクセントにもなります。

突っ張り棒の正しい取り外し方とへこみの直し方
突っ張り棒を外すときにも注意が必要です。
また、気を付けていたのに壁や天井にへこみや汚れができてしまった場合の対処法をご紹介します。
力を入れすぎず慎重に外すコツ
突っ張り棒を外すとき、強く引っ張ったり無理に回したりすると、壁に跡がついたり傷つけたりする原因になります。
正しく外すコツは、力を分散させながら少しずつ緩めることです。
一般的な突っ張り棒は、左右に回転させることで伸縮します。
そのため、まずは少しずつ反時計回りに回して緩めるようにしましょう。
勢いよく回すと、突然、緩んで壁をこすってしまうことがあるので、慎重に行うことが大切です。
また、長期間設置していると、突っ張り棒が壁に密着して外れにくくなることがあります。
この場合は、布やゴム手袋を使ってグリップを強化しながらゆっくり回すとスムーズに取り外せます。
跡がついた場合の補修方法
突っ張り棒を外した後、壁紙が少しへこんでいたり、薄い跡が残っていたりすることがあります。
しかし、簡単な補修方法を試せば、ほとんど目立たなくすることが可能です。
壁のへこみを元に戻す方法
突っ張り棒の跡を復元する方法を2つ、ご紹介します。
ドライヤーを使う
へこんだ部分にドライヤーの温風を当てることで、壁紙が膨らみ、元の形に戻ることがあります。
温めすぎると壁紙が傷む可能性があるので、20~30cmほど離して温風を当てましょう。
蒸しタオルを当てる
タオルをお湯で湿らせ、電子レンジで20~30秒ほど加熱して蒸しタオルを作ります。
へこみ部分に当てて温めた後、指や布で軽く押さえて形を整えます。
黒ずみや汚れを落とす方法
突っ張り棒を使ってできた黒ずみや汚れをキレイにする方法を3つ、ご紹介します。
消しゴムでこする
軽い汚れや黒ずみは、消しゴムでやさしくこすると落ちることがあります。
メラミンスポンジを使う
水で濡らしたメラミンスポンジで優しくこすると、壁の汚れが落ちやすくなります。
壁紙補修シートを貼る
どうしても跡が消えない場合は、壁紙補修シートやリメイクシートを貼って隠す方法もあります。
粘着タイプとの違いを理解する
突っ張り棒の代わりに「粘着フック」や「両面テープ式の収納アイテム」を使う人もいますが、これらは突っ張り棒とは異なるメリット・デメリットがあります。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
突っ張り棒 |
・設置が簡単で取り外しがラク ・重いものも支えられる |
・長期間使うと跡がつくことがある |
粘着フック |
・壁に穴を開けずに使える ・見た目がスッキリする |
・剥がすときに壁紙が剥がれる可能性がある |
両面テープ式 |
・強力に固定できる ・多用途に使える |
・剥がした後にノリが残りやすい |
賃貸で使う場合は、「突っ張り棒+滑り止めシート」の組み合わせが最も安全で、壁を傷めにくい方法といえるでしょう。
長期間使用した場合の点検ポイント
突っ張り棒は便利なアイテムですが、長期間使っていると徐々に緩んだり、壁に負担がかかったりすることがあります。
定期的にチェックすることで、安全に使い続けることができます。
チェックすべきポイントは以下の3つです。
緩んでいないか確認する
特に重量のあるものを掛けている場合、数ヶ月に1回は突っ張り棒の締め直しをしましょう。
壁の跡やダメージをチェックする
圧力がかかりすぎて壁紙がへこんでいないかを確認し、必要に応じて位置をずらしましょう。
ゴム部分の劣化を確認する
ゴムパッドやクッション材が劣化すると、滑りやすくなり、壁にダメージを与えやすくなります。
交換できる場合は新しいものに取り替えましょう。
賃貸で突っ張り棒の跡がつかない方法!へこみの直し方まとめ
賃貸でも跡をつけずに突っ張り棒を活用する方法について詳しく解説しました。
突っ張り棒は、壁を傷つけずに収納を増やせる便利なアイテムですが、正しい設置方法や取り外し方を知っておくことで、さらに安心して使えます。
特に、「ゴムパッド付き」「耐荷重が高い」「おしゃれなデザイン」など、用途に合った突っ張り棒を選ぶことが大切です。
また、定期的に点検し、必要に応じて位置を変えることで、跡を最小限に抑えることができます。
賃貸だからこそ、工夫次第で快適な収納スペースを作ることが可能です。ぜひ、参考にして、突っ張り棒を上手に活用してくださいね。
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